松本のパワースポット第1位は、伊和神社だ!

城下町・松本のパワースポットをランキング形式で紹介します。
取材スタッフが、長年の全国取材の経験を活かし、松本の神社仏閣を必踏調査。その上で、松本らしいパワースポットを選定しました。地元の人気などは考慮に入れていません。
その第1位は、案外地元の人もノーマークの伊和神社です。

松本随一のパワースポットはここ!

伊和神社(いわじんじゃ)というと、兵庫県宍粟市にある播磨国一之宮の伊和神社が有名です。
松本にも伊和神社が鎮座していて、取材班が選ぶ「松本のパワースポットナンバーワン」は伊和神社と断言します。

なぜなら、ここが信濃国総社だから。
松本市惣社539という地番にも「惣社(そうざ)」、そして神社横の交差点も「惣社(そうざ)」になっていますが、実はこの「惣社」がナンバーワンの理由。

奈良時代の信濃国(信州=現・長野県)の国府(行政の中心地)は、現在の上田市国分にあり、聖武天皇の命で諸国に建立された国分寺、国分尼寺跡もその上田市街の南東に残されています。ところが、信濃国の国府は平安時代に松本平に移ります。
その信濃国の国府があったと推定されるのが、この伊和神社の西方。残念ながら市街化が進み、発掘調査が行なわれていないために、国府・国庁のあった場所は特定されていません。
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↑この惣社公園(そうざこうえん)周辺に信濃国国府があったと推定されています

信濃国国府に赴任した国司は、まず国中の神社を参拝します。一之宮、二之宮、三之宮と順に回っていくのですが、これでは信濃国中を回るためにすごく非効率。「いっそ、国庁の近くに神様を集めてしまえば楽になる」と、古代のトップが楽をするために設置されたのが総社です。平安時代になって生み出されたシステムで、国府の近くに総社を設け、そこを詣でることで国司の巡礼を省くことが制度化されたのです。

つまり、その国の、国中に祀られる神様を一社に集めて祀ったもの。まさに神様のデパートメントというわけなのです。
国司の権力は、鎌倉時代に守護・地頭の台頭によって形骸化し、それとともに全国の総社の多くは中世にいったん廃れてしまっています。
国によっては、どこが総社だったのかわからなくなっているところもあり(たとえば山城国=京都、伊賀国=三重、伊豆国=静岡、近江国=滋賀などは不明です)、多くの地方では「たぶん、ここが総社だったろうな」という推定・総社が多いのが現状なのです。

信濃国総社の伊和神社も「推定」ではありますが、ほぼ確定。
なぜなら、社地が古くから「惣社(そうざ)」といわれていたこと、国印と正倉の鍵を祀る「印鑰社(いんやくしゃ)」から、「印」が「伊」に転じ、「鑰」が「輪」に転訛し、伊和神社となったとする説があること、境内に樹齢1000年以上という「伊和神社のケヤキ群」(松本市特別天然記念物)があるなどなど、総社を裏付ける要素が豊富に挙げられます。

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↑信濃国総社といわれる伊和神社

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