長野県北安曇郡白馬村、白馬三山の鑓ヶ岳(白馬鑓ヶ岳/2903.2m)の南東、標高2020mに湧く高所温泉が白馬鑓温泉。白馬山荘グループの白馬鑓温泉小屋が夏季のみ営業し、ご来光や星空を露天風呂から眺めることができるという絶景温泉になっています。
北アルプス・白馬鑓ヶ岳の山腹に絶景露天風呂が!
白馬鑓温泉小屋は、雪崩の多い場所に建つため、雪解けの時期に組み立てるという山小屋。
個室はなく相部屋だけですが、43.1度の炭酸水素塩泉が源泉かけ流しとなっているため、ここを目的にするファンも数多いのです。
混浴の露天風呂と女性用の内風呂があり(日帰り入浴も可能)、20:00~21:00は、露天風呂が女性専用に。
白馬岳・大雪渓登山口の猿倉から徒歩5時間の行程ですが、近年、温泉好きの登山初心者やファミリーも増えているので、実際には1日がかりのプランで、15:00頃には到着するプランニングが必要です。
白馬鑓温泉小屋の利用にあたっては予約が原則。
ちなみに白馬山荘グループでは、白馬鑓温泉小屋と白馬尻小屋(白馬大雪渓末端)に関しては、毎年シーズン終了後に小屋を解体し、シーズンが始まる前に、また小屋を建てるということを毎年繰り返しています。
豪雪地帯のため、冬の間に雪で潰されたり、春先に雪崩に流されてしまう危険があるから、小屋を仮設で営業。
しかも白馬鑓温泉は除雪機を空輸できないため、雪解けを待っての小屋仮設となるのです(例年6月下旬から小屋の組み立てが始まり、7月上旬〜9月下旬営業)。
白馬鑓温泉は、1分間の湧出量は760リットルで、高所温泉としては日本一の湧出量。
江戸時代から知られた出湯で、その豊富な湯量から、明治9年、当時温泉のなかった山麓の細野に温泉を引湯する工事が行なわれました。
秋の大雪のため工事中断となり、下山直前の旧暦9月23日(新暦11月8日)に雪崩が発生して21人の犠牲者を出す惨事となり、断念しているのです。
なお、白馬山荘グループは標高2100mとしていますが、地形図上では2020mに位置しています。
白馬鑓温泉 | |
名称 | 白馬鑓温泉/はくばやりおんせん |
所在地 | 長野県北安曇郡白馬村北城山国有林121ル林小班 |
関連HP | 白馬館公式ホームページ |
問い合わせ | 白馬館 TEL:0261-72-2002 |
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