日本最古の道祖神(沢底の道祖神)

日本最古の道祖神(沢底の道祖神)

長野県上伊那郡辰野町、澤尻(さわそこ)地区にあるのが、日本最古の道祖神(沢底の道祖神)。「永正二年 入澤底中」と刻まれているので、永正2年(1505年)に造立、銘の入った道祖神としては日本最古ということになるのです。

永正2年(1505年)の銘が入っていますが真贋論争も

日本最古の道祖神(沢底の道祖神)

よく見ると、男性神が女性神の着物の裾をめくっているようも見え、すこし妖艶な雰囲気をも醸し出しています。

造立年に関しては、後世に銘を入れたのではという真贋論争も長年にわたって続いており、「昭和の初年に初めて注目されてから疑問をもたれているが、この疑問はまだ解決されていない。腐食の様子を見ても年数は長いのに、その後に立てられた他の石像より鮮明であることなどから、古いのが腐食したので以前のと同じに彫り、年号も以前のままに彫ったのではないか、ともいわれている」(昭和30年に辰野町に合併した旧朝日村の『朝日村史』)と、地元では、年号を上書きして刻んだという説を採用しています。

長野県内の双体道祖神で、17世紀に造立の銘が刻まれているものでも、長野県佐久市協和天神(旧望月町天神)の双代道祖神・元禄9年(1696年)、上田市武石鳥屋(旧武石村鳥屋)の双体道祖神・元禄8年(1695年)、伊那市高遠町藤沢(旧高遠町藤沢松倉原)の双体道祖神・元禄6年(1693年)、大町市美麻新行(旧美麻村新行)の2体・ともに天和元年(1681年)、松川村東部椚原・正保元年(1644年)、中野市(旧豊田村)八王子神社・正保2年(1645年)があるくらいで、大部分は18世紀〜19世紀の造立。

辰野町澤尻(さわそこ)地区の双体道祖神にしても天明三癸卯天二月吉日(1783年)の銘が入るものがあるくらいなので、いきなり16世紀初頭というのは無理がある感じもします(次の銘入りの双体道祖神まで140年近くも間が空いています)。

日本最古の道祖神(沢底の道祖神)
名称 日本最古の道祖神(沢底の道祖神)/にほんさいこのどうそじん(さわそこのどうそじん)
所在地 長野県上伊那郡辰野町澤尻
関連HP 辰野町公式ホームページ
電車・バスで JR辰野駅からタクシーで10分
ドライブで 中央自動車道伊北ICから約7km
駐車場 なし
問い合わせ 辰野町観光協会事務局 TEL:0266-41-1111/FAX:0266-41-4651
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
日本最古の道祖神(沢底の道祖神)

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