キャベツロード・愛妻の丘

愛妻の丘

群馬県嬬恋村(つまごいむら)は、夏秋(かしゅう)キャベツ生産量日本一。広域農道「つまごいパノラマライン」南ルート(キャベツロード)からは広大なキャベツ畑を一望にします。その沿線にある展望スポットが愛妻の丘。嬬恋村の名物イベント『キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ』(通称キャベチュー)ものここで開催されています。

毎年9月には『キャベチュー』も開催!

愛妻の丘
愛妻の丘

キャベツ畑や四阿山(あずまやさん/2354m)、浅間山を眺望する高台に妻に「愛を叫ぶ専用叫び台」も設置されています。

そもそも吾妻郡(あがつまぐん)嬬恋村という地名は日本武尊(やまとたけるのみこと)が雲海を眺めて海を思い出し、相模・走水(はしりみず=三浦半島の横須賀市観音崎近く、浦賀水道のこと)で海を鎮めるため入水した妻・弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと)を偲ばれて、「吾嬬者耶」(あづまはや=あゝわが妻よ)と叫んだということに関連があるとか。

群馬・長野県境の四阿山は、吾妻山・吾嬬山(あがつまやま)などとも呼ばれ、嬬恋村では吾妻山が用いられているのです。
この吾妻山こそが、日本武尊が「吾嬬者耶」と叫んだ地という訳なのです。

だだし同じ上信国境(群馬・長野県境)で碓氷峠(うすいとうげ)の熊野神社・熊野皇大神社にも同様の伝承があり、その伝承では、日本武尊は、碓氷峠で「吾嬬者耶」と嘆いたとされているのです。

群馬県嬬恋村と長野県上田市の県境にある峠、鳥居峠が『日本書紀』で、日本武尊が吾嬬者耶と叫んだという碓日坂だと嬬恋村は主張。
吾妻郡=わが妻や、嬬恋=妻を恋するというわけで、これが『キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ』(通称キャベチュー)聖地誕生のゆえん。

日本一の高原キャベツの産地、嬬恋村
群馬県は、夏秋キャベツの全国収穫量の5割ほどシェアを誇る、日本一のキャベツ生産地。なかでも嬬恋村はキャベツの生産が盛んで、群馬県内の生産の9割を占めています。
標高700m~1400mの高原の冷涼な気候、昼夜の温度差、降り注ぐ太陽の光という恵まれた栽培条件のもと、3460haの畑で栽培されています。
例年8月~9月が出荷の最盛期です。夏秋キャベツ

 

キャベツロード・愛妻の丘
名称 キャベツロード・愛妻の丘/きゃべつろーど・あいさいのおか
所在地 群馬県吾妻郡嬬恋村田代大横平
関連HP 嬬恋村公式ホームページ
ドライブで 上信越自動車道碓氷軽井沢ICから約46km。つまごいパノラマライン北ルートは冬期間(12月上旬~4月上旬)閉鎖
駐車場 10台/無料
問い合わせ 嬬恋村観光商工課 TEL:0279-96-1515
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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