夏の白馬大雪渓・白馬岳登山、冬のスキーで名高い長野県白馬村。国際観光地の仲間入りを果たしたHAKUBAですが、温泉も大注目です。白馬八方温泉は、日本トップレベルのpH11を超える「強アルカリ性温泉」で知られていますが、近年、日本で唯一の天然水素温泉であることも判明しているのです。
天然水素温泉にはアンチエイジング効果も!

白馬村には白馬八方温泉、白馬塩の道温泉、白馬姫川温泉、白馬龍神温泉、白馬みずばしょう温泉、白馬かたくり温泉と6つの温泉があり、日本にある10種類の泉質のうち5つの異なる泉質を楽しむことができます。
観光の中心地、白馬八方エリアの共同湯は、pH11という強アルカリ性の白馬八方温泉。
その源泉は、北アルプス・後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)、白馬槍ヶ岳(2903m)直下で、そこから引湯しているのです。
山好き、温泉好きなら、「雲上の絶景露天風呂」で知られる白馬鑓温泉小屋をご存知かもしれません。
しかし白馬鑓温泉の源泉とは異なり、新たにボーリング(掘削)したのが、白馬八方温泉です。
源泉は、1号井と3号井を混合し、白馬八方エリアの4ヶ所の日帰り入浴施設、65軒ほどの宿泊施設、3ヶ所の足湯に引湯。
泉質は単純温泉ですが、水素イオン濃度(ペーハー)が11.2と非常に高く、高アルカリ泉と呼ばれています。
この八方温泉、温泉のサンプルを東京工業大学地球生命研究所が分析したところ、源泉に近い部分では溶存水素濃度が基準値を超えていることが判明。
さらに共同湯の「おびなたの湯」、「八方の湯の露天風呂」では温泉から天然水素の観測しているので、日本で唯一の天然水素温泉であるということになったのです。
温泉ファンは、少しでも源泉に近いということで、「おびなたの湯」を目指す人が多いのですが、データ的にもそれが裏付けられたかたちです。
では、なぜ、天然水素が含まれるのでしょう。
それは八方尾根一帯が、フォッサマグナの西縁の糸魚川-静岡構造線沿いに位置し、地中深くにあるはずの塩基性の蛇紋岩(じゃもんがん)が、地表近くに現れているから。
実は、八方尾根が標高の割に、北アルプス稜線の高山植物が生育するのは、この蛇紋岩がベースのおかげですが、温泉にもパワーを与えていることが判明したのです。
天然水素温泉には、抗酸化・抗炎症作用(アンチエイジング、肌荒れ改善)などの効能が認められるとのこと。
水素の豊富な温泉は、浸かったり飲んだりすることで、アンチエイジング効果が見込めますが、水素濃度の上昇は入浴5分後にピークに達するとのことなので、5分間は湯船に浸かる必要があります。
ちなみに「八方の湯の露天風呂」のデータは、湯口120ppb(parts per billion=10億分の1という微量の単位です)、浴槽内50ppb~60ppbなので、できれば湯口近くの湯船に浸かりましょう。
ちなみに、「おびなたの湯」は冬季、貸切露天温泉として営業(おびなたの湯とグランピング・サウナ施設のFromPがコラボ)。
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| 蛇紋岩が生む奇跡! 「日本唯一の天然水素温泉」白馬八方温泉とは!? | |
| 名称 | 白馬八方温泉/はくばはっぽうおんせん |
| 所在地 | 長野県北安曇郡白馬村北城 |
| 掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 | |







