中央構造線安康露頭

中央構造線安康露頭

長野県下伊那郡大鹿村大河原、南アルプス山中、脇を国道152号が走る青木川にあるのが、中央構造線安康露頭(ちゅうおうこうぞうせんあんこうろとう)。国道152号沿いの駐車場から安康沢に沿って歩道が整備され、その歩道を下れば、青木川の対岸に安康露頭があります。南アルプス(中央構造線エリア)ジオパークのジオサイトのひとつ。

日本最大級の断層、中央構造線の露頭を見学

中央構造線安康露頭

中央構造線は関東から九州へ、日本を横断する1000kmもの断層で、恐竜が闊歩していた中生代白亜紀に生まれたもの。
とくに関東西部〜四国で、地質が大きく異なる境界となる断層線で、地質学では中央構造線を境に北側を西南日本内帯、南側を西南日本外帯と呼んでいます。

内帯は地下でマグマが固まった花崗岩、そしてその熱を帯びた変成岩が主体で領家変成帯と呼んでいます。
外帯は海洋プレートが沈み込む海溝の地下深部で高い圧力を受けて生まれた変成岩が主体で、三波川変成帯と通称。
このふたつの境界が、「地質境界としての中央構造線」ということに。

国道152号沿いの駐車場から歩道を青木川の川岸まで到達し、対岸の崖を眺めると、中央構造線の左側が少し赤みのある花崗岩(花崗岩質の岩石が、破砕した部分)、右側が緑色岩または緑色片岩であることがわかります。

一帯は国の天然記念物に指定されているため、岩石の採取はできません。
雨後などは歩道が崩れている場合もあるため、事前に大鹿村中央構造線博物館に確認してからアプローチを。

伊那では、安康露頭のほか、板山露頭(伊那市高遠町)、溝口露頭(伊那市長谷)、北川露頭(大鹿村)、国道152号を安康露頭からさらに南へと走った程野露頭(飯田市上村)があり見学ができます。

中央構造線安康露頭
中央構造線安康露頭
名称 中央構造線安康露頭/ちゅうおうこうぞうせんあんこうろとう
所在地 長野県下伊那郡大鹿村大河原
関連HP 大鹿村中央構造線博物館公式ホームページ
ドライブで 中央自動車道飯田ICから約36km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 大鹿村中央構造線博物館 TEL:0265-39-2205
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
中央構造線安康露頭

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