小田急ロマンスカー10000形「HiSE」、成田エクスプレス(253系)が長野電鉄で大活躍! 

長野電鉄

長野駅〜須坂駅〜信州中野駅〜湯田中駅間の長野電鉄長野線に走る特急列車で使われるのが、小田急ロマンスカー10000形「HiSE」、成田エクスプレス(253系)で、小田急やJRをお役御免となった後、長野電鉄で余生を送っています。

特急「ゆけむり」「スノーモンキー」で運用

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小田急ロマンスカー10000形「HiSE」は、昭和62年〜平成24年に小田急電鉄で使われていたロマンスカー。
小田急開業60周年を記念して登場した車両で、先頭車両は展望車両となっていて、登場時は特急ロマンスカーのイメージリーダー的な存在でした(昭和63年には鉄道友の会の「ブルーリボン賞」を受賞)。
展望席を除く全座席が高床車(ハイデッカー)で、眺望がいいのが特徴です。
長野電鉄には平成17年8月12日に2編成が譲渡され、11両連接の固定編成を4両編成に改修してA特急「ゆけむり」、特急「ゆけむり~のんびり号~」として運用されています。

ロマンスカーミュージアム(神奈川県海老名市)にも保存されていますが、実際に現役で走っているのは長野電鉄のみとなっています。

成田エクスプレス(JR東日本253系電車)は、平成3年3月19日に登場した成田国際空港へのアクセス特急「成田エクスプレス」の専用車両で、「北極圏の白」、「成層圏の灰色の空」、「地平線に輝く赤い太陽」、そして「果て無き黒い宇宙」をイメージした塗装です(平成4年に鉄道友の会「ローレル賞」を受賞)。

平成22年に長野電鉄に3両編成2本(6両)が譲渡され、ワンマン運転対応などの改造を経て特急「スノーモンキー」として運用、塗装も「成田エクスプレス」時代に似ているものの、長野電鉄オリジナルの塗色に変更しています。
「スノーモンキー」は、地獄谷温泉で冬季に露天風呂に入る野猿の愛称で、大きな荷物を持った外国人旅行者も多いことから、スーツケースなど大型荷物を置くことが可能な荷物置き場を有した成田エクスプレス(JR東日本253系電車)は重宝されているのです。
前面のNERは、Nagano Electric Railwayの略で、スノーモンキーのロゴも付けられています。
また、個室指定席「Spa猿〜ん」を備えているのも特徴です。

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小田急ロマンスカー10000形「HiSE」、成田エクスプレス(253系)が長野電鉄で大活躍! 
所在地 長野県長野市栗田〜下高井郡山ノ内町平穏
場所 長野駅〜須坂駅〜信州中野駅〜湯田中駅(長野電鉄長野線)
関連HP ながでんグループ公式ホームページ
問い合わせ ながでんグループ TEL:026-232-8121/FAX:026-232-8125
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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