2025年の長野県内の山岳遭難発生数は358件、死者51名を数えています。長野県と長野県山岳遭難防止対策協会は、登山者の山岳遭難を防止するため「山のグレーディング」を公表しているので、登山前、計画段階で、まずは自分の技術や体力に見合ったコースなのか、ぜひ確認を。
60代以上の男性の遭難死が多いのが特徴

2025年、長野県内の山岳遭難発生数は358件。
2013年は300件、2018年が297件だったので、増加傾向にあることがわかります。
長野県は、登山者の増加に伴い「体力の低下を意識しない中高年者」や「山の怖さを知らない初心者」が、日本アルプスや八ヶ岳など県内の急峻な山岳にも訪れることが、遭難増加の一因としています。
2025年の遭難者が最も多かったのは、白馬岳、鹿島槍ヶ岳などのある後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)で合計88(24.6%)。
とくに白馬岳は訪日外国人にも大雪渓が人気で、遭難が多発しています。
2番目に多いのが槍穂高連峰で、68件(19.0%)。
北アルプス全体では213件(59.5%)となっています。
そのほか、八ヶ岳連峰39件(10.9%)、中央アルプス24件(6.7%)、南アルプス12件(3.4%)、その他の山岳70件(19.6%)。
ただし、北アルプスは岐阜県、富山県、南アルプスは山梨県、静岡県、八ヶ岳は山梨県側の遭難数もあるので、エリア全体の数値ではありません。
死者が多いのは槍穂高10人、後立山9人ですが、実はその他の山岳も19人いて、戸隠連峰などでも遭難が多発しています。
年代別だと60代11人、70代以上20人で、高齢男性の死亡事故が多いという明らかなデータがあります。
60代以上で登山をする場合は、無理ないスケジュールで、自分の体力と技術に見合ったコースの選択がいかに重要かがよくわかります。
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