木造4階建て数寄屋造り! 「歴史の宿金具屋」に泊まろう

歴史の宿金具屋




外湯巡り(九湯巡り)が人気の信州・渋温泉(長野県下高井郡山ノ内町)。外湯巡りができるのは渋温泉の宿泊者限定ですが、旅好き、温泉ファンなら一度は泊まりたい宿が、「歴史の宿金具屋」(れきしのやどかなぐや)。昭和11年築という木造4階建て数寄屋造りの「斉月楼」が現存、国の登録有形文化財に指定されています。

文化財の宿で、日本の旅館文化を満喫しよう

歴史の宿金具屋
夕食の一例

「歴史の宿金具屋」が貴重なのは、伊豆・伊東の「東海館」(木造3階建て)など、ミュージアム的に建物を残すように、旅館として維持するのは至難の業。
「歴史の宿金具屋」は、消防法などをクリアして、往時の建物、施設のままに営業する稀有な例となっているのです。

温泉ファンに人気なのは、旅館専用の源泉を4つ所有し、湯口、そして蛇口からでる湯はすべて、源泉というまさに「源泉かけ流し」の宿ということから。
しかも3つの大浴場と5つの貸切風呂、計8ヶ所の浴室を備えています。

大浴場も「浪漫風呂」(ろまんぶろ=ローマ風呂)、「鎌倉風呂」とレトロで風情たっぷり。
「浪漫風呂」は午後女性、午前男性、「鎌倉風呂」が午後男性、午前女性という仕組みです。

「斉月楼」を建てたのは、6代目当主・西山平四郎。
鉄道開通により、遠来の客が増えることを見越し、それまでの湯治療養宿ではなく、絢爛豪華な観光旅館を目指すために建物の建設を計画。
小布施の三田清助を棟梁に、見事な建物を建てたのです。
毎日17:30〜、宿泊者限定で「金具屋文化財巡り」も行なわれているので、ぜひ参加を。

客室も、目が届く28室で、しかも匠の技が活きるすべて異なる造り(すべて和室)。
木造と増築部分の鉄筋コンクリート造りの2種類があり、客室のトイレはすべて洋式・洗浄便座、建物にはエレベーターも備えています。

オリジナルの地鶏の治部煮の信州仕立て「しぶのじぶ煮」など、手作りの夕食も常連に人気で、味自慢の宿としても知られています。

ちなみに屋号の「金具屋」は、江戸時代半ばまで鍛冶屋(金具師)だったことに由来。
宝暦4年(1754年)の山崩れで温泉が湧き出し、湯宿に転向、宝暦8年(1758年)に鍛冶屋を廃業し、宿専業となったという歴史です。

宿泊はもっともエコノミーなプランなら2万円弱。
日本の宿文化の粋を極めた宿なので、「リゾートホテルが大好き」という人でも、一度は宿泊をおすすめします。

歴史の宿金具屋
浪漫風呂
木造4階建て数寄屋造り! 「歴史の宿金具屋」に泊まろう
名称 歴史の宿金具屋/れきしのやどかなぐや
所在地 長野県下高井郡山ノ内町平穏2202
関連HP 歴史の宿金具屋公式ホームページ
電車・バスで 長野電鉄湯田中駅から長電バスで10分、渋温泉、または和合橋下車徒歩2分
ドライブで 上信越自動車道信州中野ICから約13km
駐車場 30台/無料
問い合わせ 歴史の宿金具屋 TEL:0269-33-3131
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
歴史の宿金具屋

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