JR信濃大町駅から「裏銀座登山バス」運行|2025

2025年7月18日(金)〜10月26日(日)の間(特定日)、JR信濃大町駅(長野県大町市)から北アルプスの人気縦走ルート「裏銀座」の出発点・七倉登山口を結ぶ「裏銀座登山バス」が運転されます。1日4往復運転され、所要は35分。途中、大町温泉郷からの利用もできます。

七倉登山口〜高瀬ダム間は特定タクシーの利用を

鷲羽岳から見下ろす三俣山荘と三俣蓮華岳

七倉登山口〜高瀬ダム間は、新高瀬川発電所管理用道路となっており、一般車両の通行ができません。
そのため、七倉登山口より奥へは徒歩(1時間30分ほど必要)または通行が認められた高瀬ダム堰堤に停車している特定タクシー(所要15分〜20分)の利用となります。
タクシーが停車していない場合は、ダム管理所の前にある公衆電話(10円玉のみ利用可能)でタクシー会社に連絡することになるので、予め10円硬化を数枚用意しておくことがおすすめです。

「裏銀座登山バス」とはいうものの、高瀬ダムまではバスは入らないのでプランニングに当たっては注意が必要。

裏銀座ルートは、高瀬ダムから入山、日本三大急登「ブナ立」を登り、烏帽子小屋(えぼしごや)で稜線に到達、烏帽子岳、野口五郎岳岳、水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳と北アルプスの深部を重奏し、西鎌尾根を登って槍ヶ岳の頂きに立つというコースです。

七倉登山口からだと食事が自慢の船窪小屋(大部屋のみ)を経て七倉岳で稜線に到達、不動岳、南沢岳を越えて烏帽子岳、烏帽子小屋なので、少し遠回りに(静かな山旅が楽しめますが、1泊余分に必要となります)。

表銀座(燕岳〜大天井岳〜槍ヶ岳)をチャレンジした人が、次回はと考えるのが、白馬岳の大雪渓登りや、この裏銀座縦走です。
少しベテラン向きのルートとなるので、事前の低山トレーニングなどは欠かせません。

なお、裏銀座ルートの山小屋は、すべて予約制で、事前の予約が必要です。

裏銀座コースの最後は、西鎌尾根の登り
JR信濃大町駅から「裏銀座登山バス」運行|2025
開催日時 2025年7月18日(金)〜9月28日(日)と10月の土・日曜、祝日
関連HP 裏銀座登山バス公式ホームページ
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
高瀬ダム

高瀬ダム

長野県大町市、北アルプス・槍ヶ岳を源にする高瀬川(信濃川、犀川の最上流部の河川名)に連なる3つの巨大なダムのうち、最奥に位置する発電用ダム(東京電力管理)が高瀬ダム。堤高176.0mは、黒部ダム(富山県/黒部川)に次いで日本第2位の高さで、

烏帽子岳

烏帽子岳

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烏帽子岳・ブナ立尾根

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