長野県北安曇郡小谷村(おたりむら)、国道148号沿い、茅葺き屋根の旧小谷村役場を郷土館として再生し、小谷村の民俗・考古学・歴史・自然資料を展示するのが、小谷村郷土館。新潟県境に近い小谷村は、北アルプス白馬連峰山麓の村で、糸魚川静岡構造線沿いに塩の道・千国街道が伸びています。冬期は休館。
昭和46年まで村役場として使われた建物を再生
小谷村の来馬層群から発見された日本最古と推測されている中世ジュラ紀前期の恐竜の足跡化石は、長野県の天然記念物。
恐竜の足跡化石、クビナガリュウ歯化石などを展示する「おたりのあけぼの」、旧石器・縄文時代の遺跡や出土品、奈良の都との関係を示す「おたりのはじまり」(旧石器時代~古代)、上杉と武田の領土争いなど戦国時代に戦乱の舞台となり、その後、千国街道の交易の中継地、「おたり杜氏」による酒造りを紹介する「おたりのあゆみ」など9つのコーナーでアルプス山麓の村の歴史と文化、風土、自然を解説しています。
恐竜の足跡化石は、平成6年、小谷村北小谷土沢(つちざわ)の来馬層と呼ばれる地層から発見。
岩盤に6個の足跡が確認され、小型の獣脚類(肉食恐竜の仲間)の歩行後である可能性が高いと推測されています。
茅葺き(かやぶき)の趣ある建物は明治22年、千国村と中小谷村が合併した際、民家を移築し南小谷村役場とした由緒あるもの。
昭和33年、南小谷村、中土村、北小谷村が合併して小谷村となった以降も昭和46年まで小谷村役場として機能していました。
近くには小谷村名産館もあり、小谷村観光の拠点のひとつ。
小谷村郷土館 | |
名称 | 小谷村郷土館/おたりむらきょうどかん |
所在地 | 長野県北安曇郡小谷村千国乙6747 |
関連HP | 小谷村公式ホームページ |
電車・バスで | JR南小谷駅から徒歩10分 |
ドライブで | 上信越自動車道長野ICから約55km。長野自動車道安曇野ICから約61km。北陸自動車道糸魚川ICから約33km |
駐車場 | 10台/無料 |
問い合わせ | 小谷村郷土館 TEL:0261-82-3663 |
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