仁科神明宮

仁科神明宮

長野県大町市にある創建は神代に溯るという古社(垂仁天皇の御代に仁品王が社を建て伊弉冉尊を奉祀との伝承があります)が仁科神明宮(にしなしんめいぐう)。仁科66郷の総社で、穂高神社、若一王子神社とともに仁科三大社のひとつ。日本最古の神明造りの本殿と中門は国宝です。

日本最古の神明造りの本殿は国宝

平安時代から鎌倉時代、この地は神宮(伊勢神宮)の御厨(みくりや=神饌を調進する神領)で、仁科氏が治めることから仁科御厨と呼ばれていました。
仁科氏滅亡後は、松本藩主代々の祈願所となっています。

20年ごとに式年遷宮が行なわれるのも伊勢の皇大神宮(伊勢神宮の内宮)にならってのこと。
永和2年(1376年)から大正8年までの建て替えの棟札はすべて現存しています。
次回の式年造替は2039年に予定。

参道脇の大杉、杉や檜などがうっそうと茂る一帯の社叢は、長野県の天然記念物に指定。
推定樹齢800年の巨杉、三本杉はそのうちの1本が昭和54年の突風で倒壊、現在は中央に切り株として残されていますが、残りの2本がまだ健在です。

長野県の国宝建築物は、仁科神明宮のほか、安楽寺八角三重塔 (上田市別所温泉)、大法寺三重塔(青木村)、松本城天守(松本市)、旧開智学校校舎(松本市)、善光寺本堂(長野市)があります。

仁科神明宮
名称 仁科神明宮/にしなしんめいぐう
所在地 長野県大町市社宮本1159
関連HP 仁科神明宮公式ホームページ
電車・バスで JR信濃大町駅からタクシーで10分
ドライブで 長野自動車道安曇野ICから約20.8km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 仁科神明宮社務所 TEL:0261-62-9168
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

国宝仁科神明宮『例大祭』|大町市|2019

かつて大町一帯は神宮(伊勢神宮)に農産物を奉献する御厨(みくりや)でした。その神領を守るために創建されたのが仁科神明宮です。9月第3月曜に斎行される仁科神明宮の例大祭では能を取り入れた太々神楽(だいだいかぐら)が奉納されます。前日日曜の夜は

仁科神明宮

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