大町市の郊外、通称、東山と呼ばれる北アルプスとは反対側の丘陵地に建つのが大町山岳博物館。岳都と呼ばれる大町市に、戦後間もない昭和26年にオープンした日本を代表する山岳博物館となっています。内容の充実さもありますが、その立地はまさにアルプスの展望台といえる存在です。
3階は大町市街や北アルプスが一望の展望室に!
1階の常設展示室「北アルプスの自然と人」では、近代以前の山と人の関わりから、近代登山の発展に至る登山史を解説。
昭和30年に起きたナイロンザイル事件(小説『氷壁』のモチーフとなった事件)の切断した実物のナイロンザイルも収蔵展示されています。
2階では「水の惑星 地球46億年の生い立ち」、「日本列島の生い立ち」、「今を生きる生き物」として北アルプスの動植物、山麓の自然などを紹介。
糸魚川‐静岡構造線と柏崎‐千葉構造線に挟まれたフォッサマグナ、北アルプスの成り立ちについても詳しく解説しています。
また3階は展望室になっており、北アルプスの展望自体が展示内容に。
大町市街や飢餓岳から白馬岳までの北アルプスが一望のもと。
大町のプロフィール、山々を眺めながら北アルプス後立山連峰の山々・雪形の伝承・山の伝説を学べる仕組みになっています。
ミュージアムカフェ・ショップ「もるげんろーと」も併設。
東山の湧水でいれる「水出し珈琲」、「もるげんろーとブレンド珈琲」が味わえます。
ちなみにモルゲンロート(Morgenrot)は登山用語で朝焼けのこと。
ミュージアムカフェ・ショップのみの利用であれば入館料は不要です。
また、附属園ではニホンカモシカや雷鳥を飼育しています。
大町山岳博物館 | |
名称 | 大町山岳博物館/おおまちさんがくはくぶつかん Omachi Alpine Museum |
所在地 | 長野県大町市大町8056-1 |
関連HP | 大町山岳博物館公式ホームページ |
電車・バスで | JR信濃大町駅から徒歩25分 |
ドライブで | 長野自動車道安曇野ICから約27km |
駐車場 | 50台/無料 |
問い合わせ | 大町山岳博物館 TEL:0261-22-0211/FAX:0261-21-2133 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |