白馬三山を眺める、雲上の別天地・栂池自然園。
「いちばん美しいところ」として注目を集める高層湿原ですが、下界でゆっくり朝食を取って、栂池パノラマウェイに乗り込んで・・・、となると歩き始めるのが昼近くに。
知っておきたい「夏雲の日変化」というセオリー
実は、栂池自然園のある白馬連峰には、太平洋高気圧に覆われる夏休みには「夏雲の日変化」というお決まりのパターンがあります。
(1)雲ひとつない白馬連峰を赤く染める日の出
(2)太陽の上昇(気温の上昇)とともに下界から押し寄せる雲
(3)ガス(霧)に包まれる日中
(4)日が傾き温度が下がるのとともにガス(霧)が晴れる夕方
(5)満天の星空の夜
というわけで、結論をいえば、
青空のもと、雪渓残る白馬三山を眺めながらお花見ハイクを楽しむのなら、
「午前中」が狙い目!
さらにいえば、
「午前中といってもなるべく早い時間帯がいいです。日によっては、始発の栂池パノラマウェイに乗ってもギリギリということもありますから」
と栂池山荘からのアドバイス。
確実に晴れた山並みを眺めたい人は、栂池自然園の入口に建つ栂池山荘に泊まって、アーベントロット(abendtrot=夕焼け)、モルゲンロート(Morgenrot=朝日に輝く稜線)、青空トレッキングを楽しみましょう。
できれば2泊すれば確実性が増します。
日の出から正午頃は案外雲が少ない
正午頃から日没はこんなに雲が多い
表示したTwitterは、「#いちばん美しいところ 栂池&小谷取材会」(2017年7月)の時に発信した内容です。