長野県北安曇郡白馬村、白馬八方のバスターミナル、観光案内所近くにある白馬八方温泉の日帰り入浴施設が八方の湯。日本有数の蛇紋岩(じゃもんがん)地帯から湧出する温泉の泉質は、アルカリ性単純泉で、神経痛などに効能があります。平成26年12月にできた八方温泉ではもっとも新しい施設が八方の湯です。
露天風呂は日本で唯一ともいえる天然水素泉
内風呂の浴槽からは白馬三山を眺望するほか、露天風呂も併設。
軽食・喫茶「八方茶屋」を併設し、名物の「温泉うどん」、「八方牧場ソフトクリーム」を味わうことができます(テイクアウトも可能)。
白馬八方温泉の泉源は、白馬鑓ヶ岳直下、南俣入にあり(さらに上部の白馬鑓温泉小屋は有名)、1号井と3号井を混合し、日帰り入浴施設や、宿泊施設に給湯されています(日本で唯一、高濃度の溶存水素を含む温泉)。
水素イオン濃度(pH)は、11.2(採取時)、11.6(分析時)という日本でトップクラスの強アルカリ性。
もちろん、源泉かけ流しで湯船に注がれています。
八方の湯の露天風呂の湯は、溶存水素濃度が湯口で120ppb、浴槽内では60ppb前後が維持され、日本で唯一ともいえる天然水素泉となっています。
蛇紋岩が生んだ、肌スベスベの温泉水
白馬八方温泉が、強アルカリ性なのは、超塩基性岩の蛇紋岩から湧き出すからだといわれています。
蛇紋岩を通った水に、 を洗うと、お肌がスベスベになってきます。
蛇紋岩にはマグネシウム(Mg)やカルシウム(Ca)が多く含まれ、蛇紋岩帯を通った水、温泉水に、MgやCaが溶け込んで、pHが高くなり、アルカリ性となるため。
そのため、蛇紋岩帯を通った水、温泉水では角質が取れて肌がスベスベになるのです。
パイプ用洗剤のpHと同じくらいの強アルカリ性なので、肌の弱い人は、湯上り後の保湿など、お手入れもお忘れなく。
ちなみに、八方尾根も蛇紋岩の尾根なので、標高が低くても日本アルプスの稜線に咲く高山植物が繁茂しているのです。
八方の湯 | |
名称 | 八方の湯/はっぽうのゆ |
所在地 | 長野県北安曇郡白馬村八方 |
関連HP | 八方の湯公式ホームページ |
電車・バスで | JR白馬駅から八方または猿倉行きバスで5分、八方下車 |
ドライブで | 長野自動車道安曇野ICから約51km。上信越自動車道長野ICから約47km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 八方の湯 TEL:0261-72-5705 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |