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針ノ木大雪渓

針ノ木大雪渓

長野県大町市、北アルプス・後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)、針ノ木岳(2820.7m)の東面、マヤクボ沢の下部にあるのが針ノ木大雪渓。地形図には針ノ木雪渓と記載されていますが、白馬大雪渓、剣沢雪渓とともに日本三大雪渓に数えられるため、針ノ木大雪渓と通称されています。

6月第1日曜に『針ノ木岳慎太郎祭』開催

針ノ木大雪渓の基部には大沢小屋、登りつめた針ノ木峠(日本三大峠)には、針ノ木峠小屋があり、針ノ木岳、蓮華岳登山の基地になっています。
立山黒部アルペンルートの大町側の入口、扇沢から針ノ木峠への登山道を1時間10分で大沢小屋。
さらに40分ほど頑張ると針ノ木大雪渓の末端です(季節によって、年によって末端の位置は異なります)。
クレバス、落石に注意して見学を。
毎年6月第1日曜に『針ノ木岳慎太郎祭(夏山開き)』がて針ノ木大雪渓で行なわれています。
慎太郎とは地元・大町出身の百瀬慎太郎(ももせしんたろう)のこと。
ウェストンも休憩した旅館「對山館」(たいざんかん/現・塩の道ちょうじやの西隣にあった旅館)の長男で、大正時代の登山ブームを背景に(大正5年に信濃鉄道が大町まで延伸)、大正6年、大町登山案内者組合(現・大町登山案内人組合=日本で最初に組織されたる登山ガイドグループ)を設立、大正14年に大沢小屋(当初は大沢石室)、昭和5年に針ノ木小屋を開設(当時、針ノ木峠を越えて立山へ入山する登山者が多数いました)。
旅館「對山館」のサロンは、大町一の文化サロン、情報の発信源になっており、大正〜昭和初期、北アルプス北部を目指す登山者にとって、對山館と百瀬慎太郎の名は知れ渡っていたのです。

「山を想えば人恋し、人を想えば山恋し」の詩は、有名で、JR信濃大町駅の駅前ロータリー、そして大沢小屋前にも記念碑が立っています。

針ノ木大雪渓
名称 針ノ木大雪渓/はりのきだいせっけい
所在地 長野県大町市平
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

針ノ木峠

長野県(大町市)と富山県(中新川郡立山町)の県境の峠が針ノ木峠。、北アルプス・後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)、針ノ木岳と蓮華岳の鞍部に位置し、標高は2536m。信濃国と越中国を結ぶ要衝に位置し、明治13年には日本初の有料道路となる峠越

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