乗鞍岳東面(長野県松本市側)、冷泉小屋、位ヶ原山荘の上部を源流に、乗鞍高原を流れる小大野川の本流、支流の無名沢など3つの沢にかかる3本の滝の総称が三本滝。3本の滝の織りなす光景は、水墨画のような風情があり、乗鞍エコーライン(県道乗鞍岳線)の三本滝駐車場まではマイカー規制実施にも車で入ることが可能。「日本の滝百選」にも選定。
ごつごつとした乗鞍溶岩流の岩肌を伝う3本の滝
乗鞍エコーライン(県道乗鞍岳線)に面した三本滝駐車場(三本滝レストハウスの横)に滝への入口があり、「かもしかの径」と呼ばれる遊歩道を行くと滝まで所要25分。
三本滝の落差50~60m、滝つぼの標高は1840m。
一帯はシラビソ、コメツガ、ダケカンバ、ナナカマドが茂る亜高山帯になっており、森林浴にも絶好。
420haという広大な乗鞍岳風景林の一角になっています。
滝壺近くまで下りることができ、天然のシャワーを全身で浴びることも可能です。
吊り橋もある楽しい道ですが、吊り橋から先は岩にへばりつくように道が付けられているので、ファミリーなどは注意が必要。
乗鞍岳は、御嶽山(おんたけさん)同様に、修験の地でもあり、山頂の飛騨側に乗鞍大権現、信州側に朝日権現神社が祀られています。
乗鞍岳の信州側の登拝道(登山道)途中に位置する三本滝は、修験者が禊(みそぎ)をする場だったと推測できます。
ちなみに、善五郎の滝、番所大滝と三本滝が乗鞍三滝で、乗鞍火山の溶岩流の末端に懸かっています。
三本滝 | |
名称 | 三本滝/さんぼんたき |
所在地 | 長野県松本市安曇鈴蘭 |
関連HP | のりくら観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 松本電鉄新島々駅から松本電鉄バス乗鞍山頂行きで1時間10分、三本滝下車、徒歩25分 |
ドライブで | 長野自動車道松本ICから約46kmで三本滝レストハウス |
駐車場 | 三本滝駐車場(100台/無料) |
問い合わせ | のりくら高原観光案内所 TEL:0263-93-2147 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |