ツタのからまるロマンチックな教会風の本館が印象的な安曇野(あずみの)のシンボルともなっている美術館が碌山美術館(ろくざんびじゅつかん)。日本の近代彫刻の開拓者である、荻原碌山(おぎわらろくざん・明治12年〜43年)は、長野県南安曇郡東穂高村(現・安曇野市穂高町)の生まれ。本名は荻原守衛(おぎわらもりえ)、「碌山」は号です。
教会風な尖塔は安曇野のシンボル!
絶望する女を主題とした『デスペア』、知人の妻である相馬黒光への思慕を秘めた『女』(重要文化財)は、『文覚』とともに「恋の三部作」と呼ばれている素晴らしい作品。
「北条虎吉像」の石膏原型は国の重要文化財になっています。
今井兼次設計で昭和32年築のキリスト教教会堂を思わせる「碌山館」は、国の登録有形文化財。
第一展示棟では、荻原碌山と関係の深い芸術家たち、高村光太郎、戸張孤雁(とばりこがん)、中原悌二郎(なかはらていじろう)らの作品も併せて展示しています。
杜江館1階では荻原守衛の油彩、デッサン、スケッチを展示しています。
グズベリーハウスにあるミュージアムショップでは、オリジナルグッズなどを販売。
碌山美術館 | |
名称 | 碌山美術館/ろくざんびじゅつかん |
所在地 | 長野県安曇野市穂高5095-1 |
関連HP | 碌山美術館公式ホームページ |
電車・バスで | JR穂高駅から徒歩7分 |
ドライブで | 長野自動車道安曇野ICから約8km |
駐車場 | 110台/無料 |
問い合わせ | 碌山美術館 TEL:0263-82-2094/FAX:0263-82-9070 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |