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佐久で人気のパワースポット ぴんころ地蔵|佐久市

「元気に長生きし(ぴんぴん)、寝込まず病気で苦しむこともなく楽に大往生(ころり)したい」という庶民の願いを叶えてくれる祈願所が、佐久市の成田山薬師寺(通称・成田山)の参道に安置された「ぴんころ地蔵」。老若男女を問わず人気のご祈願スポットになっています。

平成15年9月に誕生の新しいパワースポット

 

成田山薬師寺の山門横に鎮座しています

このありがたいお地蔵様が鎮座するのは、佐久市野沢地区。佐久甲州街道(佐久往還・甲州往還=現在の国道141号)と富岡街道(内山峠越え=国道254号旧道)が交わる交通の要衝で、佐久米を上州(群馬県)、武州(埼玉県)、甲州(山梨県)などに供給する拠点にもなっていました。
佐久甲州街道は甲州街道を韮崎宿(にらさきしゅく)で分かれ、若神子(須玉)を経て平沢峠を越えて信濃国(長野県)に入り、佐久平を北上、中山道岩村田宿、さらには北国街道小諸宿を目指した街道。
野沢宿周辺は、千曲川の豊富な伏流水を利用して佐久鯉の養殖の本場でもあり、この佐久鯉のタンパク質が佐久市の健康長寿(ぴんぴんころり)の要因ともいわれています。
千曲川を隔てた中込は、佐久鉄道(現・小海線=八ヶ岳高原線)の開通にともない中込駅開業後に発展した町。

そんな交通の要衝だった野沢ですが、成田山薬師寺の表参道に高さ1mの長寿地蔵が建立されたのは、平成15年9月のこと。
愛媛県今治市の作家・馬越正八氏のデザインで、欧州産の御影石を使用。

毎月第2土曜に開かれる『のざわ山門市』は、終戦直前まで続いていた成田山薬師寺の「門前市」を復活させたもの。
仲見世風の片流れ瓦ぶき屋根が並んだ参道に、30余店の出店が軒を連ねます。

絵馬に記入される大願は大部分が健康長寿(ぴんぴんころり)
 

佐久市は「ぴんぴんころり」生涯現役の町だった!

長野県は目下、平均寿命全国1位ですが、残念ながら100歳まで生きる百寿率は全国22位。
「佐久市の90歳以上の平均余命は3.9歳で、そのうち活動余命は2.2歳」ということから、亡くなる直前まで元気に暮らすというピンピン・コロリはデータ的にも立証されているのです。
長野県の高齢者就業率は全国1位、70歳以上で配偶者のいる率も全国1位とさすがに長寿県。
佐久市の1人当たりの老人医療費(平成21年現在)は、全国平均年間88万円を大きく下回る70.4万円で、65歳以上の寝たきり高齢者率はわずかに2.98%(全国平均5.33%、長野県平均3.54%)。

そんな佐久市では、平成17年に「佐久市健康づくり21計画」を策定し、「みんなが生涯現役で住みよい健康長寿のまちの形成」を基本理念に、楽しく生活しながら実践できる持続可能な健康づくりを推進しています。

『のざわ山門市』が開かれる参道

 
ぴんころ地蔵|佐久市
名称 ぴんころ地蔵/ぴんころじぞう
所在地 長野県佐久市原467
関連HP のざわ商店街振興組合(ぴんころ会)公式ホームページ
電車・バスで JR小海線中込駅から徒歩20分
ドライブで 中部横断自動車道佐久南ICから約3.5km
駐車場 あり/無料
問い合わせ のざわ商店街振興組合 TEL&FAX:0267-62-0753
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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