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「善光寺詣りの手形」八幡屋礒五郎の七味唐辛子

八幡屋礒五郎

長野県長野市、善光寺門前に本店を構え、江戸時代から善光寺詣での土産として名高いのが、八幡屋磯五郎(やわたやいそごろう)の七味唐辛子。「善光寺詣りの手形」とまでいわれた逸品で、近年ではスイーツブランドなど新商品も話題となっています。

店舗なら、好みの七味を調合するカスタムブレンドも可能

八幡屋礒五郎は、東京・浅草の「やげん堀本舗」、京都・清水の「七味家本舗」とともに、日本の七味の三大老舗のひとつ。

八幡屋礒五郎は素材の有する充分な辛さ、香りで、独自の風味を醸し出しており、七味の中身は、唐辛子、山椒、麻の実、ごま、陳皮(みかんの皮)、青じそ、しょうがのブレンド。
それぞれ別々にあぶって調合、ゆず七味、深煎七味、山椒七味などのバリエーションがあり、本店に行けば好みのものをじっくりと探すことができます。
しかも、店舗で好みの七味を調合するカスタムブレンドも可能。
これなら、辛味の強い、弱い、山椒を多め、少なめなど、希望のアレンジができます。

江戸時代の元文元年(1736年)初代の勘右衛門が創業という老舗で、当主は9代目となる室賀栄助さん。
手軽で家庭で利用される善光寺が描かれた缶入りの七味唐辛子も大正13年誕生なので、100年以上の歴史を有することになります。

もともと七味唐辛子が誕生したのは江戸・薬研堀で、当時は健胃効果なども謳われていました。
江戸っ子が好んだそばには七味唐辛子が欠かせなかったとも。

善光寺参りの手形ともいわれた定番の土産が、この八幡屋礒五郎の七味唐辛子。
近年では、巨大な七味缶を乗せたようなデザインの「くるま缶」(実際に配達に使われているものもありますが、この「くるま缶」はそのミニカーです)、「スパイス・チョコレート」などのスイーツブランドなど幅広い商品ラインアップとなっています。

本店のほか、MIDORI長野店、軽井沢店があります。

「善光寺詣りの手形」八幡屋礒五郎の七味唐辛子
名称 八幡屋礒五郎/やわたやいそごろう
所在地 長野県長野市大門町83
関連HP 八幡屋礒五郎公式ホームページ
電車・バスで JR長野駅から川中島バス善光寺行き、善光寺宇木行き、若槻行き、西条行きで6分、善光寺大門下車、徒歩すぐ
ドライブで 上信越自動車道長野ICから約10km
駐車場 提携駐車場(有料/2000円以上の購入でサービス券あり)
問い合わせ 八幡屋礒五郎本店 TEL:026-232-8277
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

善光寺

寺伝によれば、皇極天皇元年(642年)創建と伝えられる、長野市の善光寺。『善光寺縁起』によれば、御本尊の一光三尊阿弥陀如来は、インドから百済を経由し、6世紀に日本に渡ってきた日本最古の仏像(秘仏)とか。平安時代にはすでに善光寺を極楽浄土とす

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