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洗馬駅

洗馬駅

長野県塩尻市にあるJR中央本線の駅が、洗馬駅(せばえき)。明治42年12月1日、中央東線の塩尻駅〜奈良井駅間延伸に伴って開業した駅です。江戸時代には中山道、日本橋から31番目の宿場町・洗馬宿(せばじゅく)として賑わった町。中部地方の難読駅名としても知られています。

駅敷地は中山道洗馬宿本陣の庭園跡!

洗馬宿は、松本を抜け長野へと通じる北国西街道(善光寺街道)の起点にもなった場所。
そのため篠ノ井線(塩尻駅〜篠ノ井駅)も、明治25年の鉄道敷設法では「長野若シクハ篠ノ井ヨリ松本ヲ經テ塩尻又ハ洗馬ニ至ル線路」となっていました。
実際に、篠ノ井線は塩尻が起点駅となったため、洗馬駅は中央本線の中間駅に。

駅の東側に国道19号が走りますが、旧中山道は長野県道304号(本山床尾線)となって西側の駅前を通り、駅近くには洗馬宿本陣跡の表示が立っています。
洗馬宿の本陣には中山道屈指の庭園がありましたが、鉄道の開通によって洗馬駅の敷地となり、失われています。

洗馬という地名の由来は、せま(狭間)という地形由来と推測できます。
治承4年(1180年)、木曾義仲が「邂逅(あうた)の清水」(太田の清水)で馬を洗ったのが地名の由来ともいわれますが、実は藤原実資(ふじわらのさねすけ)の日記『小右記』の長和3年(1014年)の項に、洗馬の牧(洗馬にあった官営牧場)の牧司・忠明朝臣が駒、牛などを貢物として納入したことが記されているので、平安時代中期にはすでに洗馬という地名があったことがわかります。

洗馬駅
名称 洗馬駅/せばえき
所在地 長野県塩尻市宗賀
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