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第46回槍ヶ岳播隆祭~槍ヶ岳を開山された播隆上人を偲んで~|2024

槍ヶ岳播隆祭

2024年9月6日(金)〜9月7日(土)、北アルプス槍ヶ岳山頂肩の山小屋、槍ヶ岳山荘で『第46回槍ヶ岳播隆祭~槍ヶ岳を開山された播隆上人を偲んで~』が開催。1828年8月30日(文政11年7月20日)に槍ヶ岳に初登頂し、その後も浄財を集めて安全のための槍の岩壁に縄や鉄鎖をかけた播隆上人を偲ぶ槍ヶ岳山荘グループのイベント。

槍ヶ岳山荘で槍ヶ岳開山の恩人を偲ぶ

会場となる槍ヶ岳山荘

槍沢ロッヂで前夜祭、槍ヶ岳肩に建つ(標高3080m)大正15年創業の槍ヶ岳山荘で『播隆祭』が行なわれます。
松本と飛騨を結ぶ飛騨新道開削は、松本〜小倉村〜大滝山〜蝶ガ岳〜徳沢〜神河内(上高地)〜中尾峠〜栃尾〜高山というルートで工事が進んでいましたが、それでも人跡未踏状態だった槍沢に足を踏み入れ、「坊主の岩小屋」を拠点に登頂ルートを探しています。

宗教家であり、類まれなアルピニストでもあった播隆上人を偲び、上人にまつわる話と歌の会を実施。
宿泊者は参加無料。

1828(文政11)年7月20日を新暦に直すと、8月30日となり、『槍ヶ岳播隆祭』はその直後の土・日曜に行なわれています。

槍ヶ岳開山の播隆上人とは!?

松本駅前に立つ播隆上人の像。モデルは玄向寺の先代の住職。玄向寺は播隆ゆかりの寺なのです

1786(天明6)年、越中国新川郡河内村(現・富山市大山地区)で中村佐兵衛の次男として誕生。
高頭山(たかずこやま)山麓の山里(旧大山町河内)は現在離村して中村家の墓と播隆上人顕頌碑などがあるのみです。

1804(文化元)年に19歳で出家、仏岩と名乗ります。

1823(文政6)年、笠ヶ岳登山の際に初めて槍ヶ岳の鋭峰を望んだ播隆上人は、1828(文政11)年7月20日に槍ヶ岳・穂高岳の登頂に成功し、以降5回にわたる槍ヶ岳登頂の末に、後続の登山者のために大槍の岩壁に鉄の鎖を懸けるという偉業を成し遂げています。
 

第46回槍ヶ岳播隆祭~槍ヶ岳を開山された播隆上人を偲んで~|2024
開催日時 2024年9月6日(金)〜9月7日(土)
所在地 1日目/前夜祭=槍沢ロッヂ 2日目/播隆祭=槍ヶ岳山荘
関連HP 槍ヶ岳山荘公式ホームページ
問い合わせ 槍ヶ岳山荘事務所 TEL:0263-35-7200/FAX:0263-35-0637
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

槍ヶ岳

日本のマッターホルンともいわれる北アルプスのシンボル的な存在、槍ヶ岳(やりがたけ)。標高3180mで、日本第5位の高峰。長野県松本市、大町市、岐阜県高山市の境にそびえ、燕岳(つばくろだけ)と結ぶコースが、北アルプス初心者にも人気の表銀座です

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