うだるような暑さを逃れて、夏は涼しい雲上の宿へ! 中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイで登る千畳敷カール(長野県駒ヶ根市)に建つ、ホテル千畳敷。標高2612m、ロープウェイで到達できる日本最高所で、ホテルとしても日本最高所、氷河地形のなかに建つ絶景の避暑地です。
旅館タイプの宿ですが、日本最高所のホテル
南アルプスの上に富士山を顔を出す、ご来光。
ニッコウキスゲ、コバイケイソウなどが咲き乱れる千畳敷カール、見上げれば、岩峰の宝剣岳というドラマチックなロケーションです。
12.5畳の和室(バス・トイレ付き)が特別室というように、全16室は和室。
部屋は和室のみ、大浴場完備、夕食は和食と、ホテルというよりも旅館といった感じですが、中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイは、名鉄グループなので、電鉄グループの経営という安心感があります。
電力事情も悪いので、ヘアドライヤーは大浴場のみなど制限はありますが、本来は雑魚寝の山小屋のある場所なので、いたしかたありません。
通年営業で、グリーンシーズンは梅雨時期が安い料金設定で、夏休みはトップシーズンの扱いとなります。
安く泊まりたいなら、なるべく1部屋4名で利用を(小学生は大人の20%割引)。
特別室に6名で泊まるという手もあります。
標高が100m上がれば、気温は0.6度下がるので、下界よりも16度も低い気温ということに。
朝夕は上着が必要な場所というわけです。
トレッキングシューズなど歩きやすい靴で、雨具などの登山装備を持参すれば、夏の好天時、木曽駒ヶ岳の登山にチャレンジすることも可能。
急な登りもあるので、落石などに注意が必要です。
難点といえば、空気が薄いので、デリケートな人は夜眠れないことも。
高気圧に覆われた日、地上が1013hPaのときに、千畳敷では747hPa。
酸素濃度は下界の74%しかなく、92度でお湯は沸騰してしまいます。
そんな高所にホテルがあるのは、ちょっとした驚きで、雲上の世界初心者にとっては、宿泊自体がいい体験になることでしょう。
ちなみに日本ホテル協会加盟の洋式ホテルとしては、北アルプス・室堂のホテル立山が日本最高所のホテルで標高2450mに建っています。
ホテル千畳敷 ここに注目!
- 標高2612mに建つ、日本最高所のホテル(宿は旅館タイプ)
- ロープウェイの駅舎に隣接し、無理なく到達可能
- 一帯は氷河地形の千畳敷カールで、高山植物咲く別天地
- 南アルプスからのご来光を眺望、雲海も期待できる
- 日本百名山で中央アルプスの盟主・木曽駒ヶ岳登山も
- 酸素濃度は下界の74%という高所で、宿泊自体が高所体験に
ホテル千畳敷 | |
名称 | ホテル千畳敷/ほてるせんじょうじき |
所在地 | 長野県駒ヶ根市赤穂1 |
関連HP | ホテル千畳敷公式ホームページ |
電車・バスで | JR駒ヶ根駅から伊那バス、中央アルプス観光バスしらび平行きで51分、終点下車、しらび平駅からロープウェイで8分 |
ドライブで | 中央自動車道駒ヶ根ICから約2.2kmで菅の台バスセンター駐車場、駐車場から路線バスとロープウェイを利用 |
駐車場 | 菅の台バスセンター駐車場(350台/有料) |
問い合わせ | ホテル千畳敷 TEL:0265-83-3844 |
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