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六道の堤

六道の堤

長野県伊那市、高遠藩が築いた農業用ため池が、六道の堤(ろくどうのつつみ)。幕末の嘉永元年(1848年)、高遠藩主・内藤頼寧(ないとうよりやす)は困窮する財政の回復を目的に、六道原に水路を開削、さらに六道の堤を築いて新田を開きました。春には、中央アルプスを借景に満開の桜が咲き誇ります。

江戸時代に完成したため池は、絶好のお花見スポット

六道の堤の工事は、嘉永2年(1849年)に始まり、嘉永4年(1851年)に完成。
六道の堤(ため池)と六道原一番井(灌漑用水路)の完成で、新しい村が開かれ、藩主・内藤頼寧は末広村(現・伊那市美篶末広)と命名しています。

総延長11kmの六道原一番井は、野笹村(現・伊那市高遠町長藤)で藤沢川から取水し、鉾持桟道(ほこじさんどう=三峰川右岸の山腹に設けられた桟道)脇をトンネルで通過させ、芦沢、笠原を通り、六道原に導くもので、今も六道の堤とともに農業用水として利用されています。

六道の堤に植栽される50本の桜は、タカトオコヒガンザクラで、見頃は、例年4月上旬~4月中旬。

六道の堤
名称 六道の堤/ろくどうのつつみ
所在地 長野県伊那市美篶南割
ドライブで 中央自動車道伊那ICから約9km
駐車場 5台/無料
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