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姨捨の棚田

姨捨の棚田

長野県千曲市の三峯山(1131.4m)の北東麓に広がる棚田が、姨捨の棚田(おばすてのたなだ)。初夏に水を張った棚田に、月が映り込む風景は、田毎の月(たごとのつき)として江戸時代から有名。歌川広重の『六十余州名所図会』にも描かれています。姨捨の棚田は「日本の棚田百選」、国の名勝、重要文化的景観に選定されています。

田毎の月は、日本三大名月にも数えられる

田毎の月は、長楽寺の持田である四十八枚田に映る名月のことで、豊臣秀吉も月見の名所として「信濃更科と陸奥雄島、それに勝る京都伏見江」と、その筆頭にあげています。

棚田は、名勝四十八枚田地区と、姪石・南姪石地区に分かれ、2地区を結ぶ新雲井橋近くに駐車場が整備されています。
四十八枚田は、1反歩(いったんぶ=300坪)を48枚に分けた棚田で、西行が阿弥陀の四十八願にちなんで名付けたと伝えられています。
松尾芭蕉は、貞享5年8月15日(1688年9月9日)、姥捨山の月を見ようと、越人(尾張の蕉門・越智十蔵)とともに姥捨に到着、名月を見て「俤(おもかげ)や姥ひとりなく月の友」と詠んでいます(『更科紀行』)。

棚田を見下ろす位置にJR篠ノ井線が走り、姨捨駅(スイッチバック駅)周辺からの棚田と善光寺平の眺めは、日本三大車窓にも数えられています。
上信越自動車道の姨捨SAもあり、ドライブ途中で眼下にすることも可能。

ちなみに、姨捨という地名は、かつて貧しい村では70歳になる老人を山に捨てたという伝説に由来し、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した映画『楢山節考』(ならやまぶしこう/原作:深沢七郎、監督・脚本:今村昌平/昭和58年)もこの姨捨伝説(ただし原作は山梨県境川村大黒坂、現・笛吹市境川町大黒坂で聞き取り)がモチーフ。

姨捨の棚田
名称 姨捨の棚田/うばすてのたなだ
所在地 長野県千曲市八幡姨捨
関連HP 千曲市公式ホームページ
電車・バスで JR姥捨駅から徒歩10分
ドライブで 長野自動車道姨捨スマートICから約1km
駐車場 姥捨観光会館駐車場(50台/無料)、棚田駐車場(20台/無料、小型車のみ)
問い合わせ 千曲市農林課 TEL:026-273-1111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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