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地蔵峠

地蔵峠

長野県木曽郡木曽町、木曽(木曽福島)と飛騨(高山)を結ぶ飛騨街道最大の難所といわれたのが、地蔵峠。峠は御岳山(おんたけさん)を望む絶好のビューポイントで、霊山御岳の頂から裾野まで、ほぼ全容を目にすることができます。峠経由の国道(旧道)は、有雪時は通行禁止。

飛騨街道の難所の峠から御岳山を眺望

木曽福島から開田(かいだ)へは、旧国道の地蔵峠を経由するルートと、国道途中から新道を走り、新地蔵トンネルを抜ける2ルートがあり、新地蔵トンネル経由の道は走りやすく時間的にも短縮できますが、景観的には地蔵峠を越えるルートがおすすめ。

標高1335mの峠を越える峠道は、幕末の安政6年(1859年)に大改良工事が行なわれましたが(それまでの道は寝覚ノ床、王滝の氷ヶ瀬とともに木曽三勝に数えられる唐沢の滝の横を急登していました)、車道が完成したのは戦後のこと。
車道は昭和15年度までに木曽福島側、唐沢の滝の滝上まで完成していましたが戦争に突入したため中断していました。

石の地蔵が立つ峠に展望台があり、じっくりと御岳、乗鞍岳を眺めらることができます(近年、木が茂り眺望が遮られていますが、少し下った地点が眺望良好)。
石の地蔵は、享保13年(1728年)の建立ですが、盗難にあって現在のものは昭和47年の再建。

地蔵峠
名称 地蔵峠/じぞうとうげ
所在地 長野県木曽郡木曽町開田高原末川地蔵峠
関連HP 木曽町公式ホームページ
電車・バスで JR木曽福島駅からタクシーで20分
ドライブで 長野自動車道塩尻ICから約55km
駐車場 なし
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

寝覚の床

中山道・木曽路の景勝、寝覚の床(ねざめのとこ/長野県上松町)は、花崗岩の柱状節理でできた奇岩がそそり立ち、木曽川の澄んだ水が流れる国の名勝。浦島太郎が放浪の末、この岩の上で昼寝をし、玉手箱のことを思い出して目を覚ましたという伝説が名前の由来

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