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【歩かず満喫! 白馬・大町絶景30】第29景・大糸線鉄道撮影地

大糸線鉄道撮影地

取材班が白馬村・小谷村・大町市・池田町・松川村を縦横無尽に調べた結果、取材班が選んだ【歩かず満喫! 白馬・大町絶景30】を選定。29景は、白馬村にある人気の大糸線撮影スポット。JR大糸線信濃森上駅前を走る旧国道を姫川第二ダム方面に走った田んぼの脇で、とくに田んぼに水が入った季節がおすすめです。

旧国道沿いにある絶景ポイントは大糸線の背後に白馬連峰が

地元のカメラマンの撮影ポイント、左端が五竜岳、右端は白馬三山です

JR最高地点を走る小海線と並んで「高原列車」代名詞にもなっているのが大糸線(松本駅〜糸魚川駅=営業キロ105.4km)。

撮影ポイントは数ありますが、取材班が選んだのは、大糸線鉄道撮影地(信濃森上〜白馬大池間)旧国道。
地元のカメラマンおすすめのスポットにもなっています。

白馬村を走る幹線道路は、明治時代までの塩の道・千国街道は意外に山沿いに通っています。
大正時代に入り、荷車や馬車が使われるようになると川沿いの平坦地に道が移りますがあ、その旧国道沿いにあるのが、ここで紹介する鉄道撮影ポイント。

「ここからだと白馬連山を背後に、迫力ある電車が撮影できるんです。時季でいえば田んぼに水が入る頃。風がない場合には田んぼに移る逆さ白馬と、逆さ大糸線という絶景が生まれるんです」(鉄道撮影地で会った常連カメラマンの話)。

そのまま旧国道を糸魚川方面に走るとすぐに姫川第二ダム。
姫川に架かる通橋(かよいばし)も大糸線の撮影ポイントのひとつ。
姫川第一橋梁を渡る大糸線の勇姿を撮影することができます。

旧国道の撮影ポイントが白馬三山がドカーンと迫るのに対して、こちらは峡谷美が楽しめる撮影ポイントになっています。
峡谷にこだまする電車の通過音にも注目です。

ちなみに、田んぼ越しの大糸線鉄道撮影地近くにある城山は、塩島城の城跡。
戦国時代にはここが武田・上杉対立の最前線だったのです。

【歩かず満喫! 白馬・大町絶景30】第29景・大糸線鉄道撮影地
所在地 長野県北安曇郡白馬村北城
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

塩島城

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姫川第二ダム

長野県北安曇郡白馬村を流れる一級河川・姫川。その姫川を堰き止めた重力式コンクリートダムが、姫川第二ダム。明治時代に設立された地元の電力会社・安曇電気が姫川水系の発電事業の一環として建設を推進。昭和10年に姫川第二ダムと姫川第二発電所が建設さ

専念寺石仏群

長野県北安曇郡白馬村北城、JR大糸線・信濃森上駅の東、16世紀に落城した塩島城址近くにあるのが、専念寺石仏群。目の前を旧国道が通っていますが、塩島地区は鬼無里街道と千国街道が交わる交通の要衝だった地。小さなお堂の前に47基もの石仏が並んでい

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