取材班が白馬村・小谷村・大町市・池田町・松川村を縦横無尽に調べた結果、取材班が選んだ【白馬・大町歩かず眺める絶景BEST33】を選定。いよいよトップテンです。第10位は大町市にある棚田です。
「日本の棚田百選」に選定の美しい棚田が旧八坂村に
白馬周辺の絶景というと「アルプスを眺める」というイメージがありますが、今回紹介する場所は、純粋な棚田です。
大町市街からアルプスの反対側の東山を越えた山中にあります。場所は大町市八坂地区(旧八坂村)。
「日本の棚田百選」に選定の重太郎の棚田です。
旧八坂村は、「山村留学制度」発祥の地。
昭和51年に全国で初めての試みとして行なわれた山村留学では棚田の農作業を体験したのだとか。その後、中山間総合整備事業でほ場整備が進んではいるものの、美しい棚田風景が残されています。
棚田の中でもっとも絶景なのが押の田地区
棚田は5ヶ所ほどに分かれていますが、取材班がいちばん絶景だとイチオシするのが、重太郎の棚田(押の田地区)。
あまりに急な斜面のため、ほ場整備も進まず、昔の姿を留めています。
ちなみに重太郎という名前は、第2次世界大戦末期に、梨木・馬落地区に木樋で水路をつくり農業用水を引いて、山間部の日の当たりの良い台地に水田を開いた勝野重太郎氏にの名前に由来しています。