軽井沢でもっとも有名な滝といえば、白糸の滝(落差3m、幅70m)が有名ですが、浅間山から流出した溶岩流の末端に懸かる滝。同様の地形的な理由で有名無名の滝が数多くあります。そんななかから訪れることが比較的簡単で、しかも人の少ない滝を「秘瀑」として紹介。それが竜返しの滝と千ヶ滝です。
竜返しの滝は軽井沢屈指のクールゾーン
白糸の滝は、白糸ハイランドウェイ(旧軽井沢と峰の茶屋を結ぶ草軽交通管理の有料道路)沿いの滝で、入口には茶屋と駐車場があるので、訪れる人も多く、観光シーズンには駐車場が満車、バスも乗り切れないほどに混雑をします。
秘瀑として紹介する竜返しの滝は、軽井沢ではかなり有名な滝。
落差1は10mですが、水量が多いので、滝の下流側はかなりのクールゾーン。
5分もいれば肌寒く感じるようになるでしょう。
白糸ハイランドウェイ沿いにある点でも白糸の滝と同じですが、訪れる人はほとんどいません。
入口は、小瀬温泉バス停横の駐車場(かつて白糸ハイランドウェイ料金所があった横です)。
ここに車を停め、竜返しの滝の表示に従い、探勝路に入ります。
滝への道は、信濃路自然歩道で、よく整備されています。
三笠バス停と峰の茶屋を結ぶコースが良く歩かれていますが、全部歩くと4時間もかかるので、ハイカー向け。
小瀬温泉バス停〜竜返しの滝なら片道15分(500m)、往復でも30分ほどで探勝できるのでおすすめです(往復しても歩数は1500歩ほどです)。
ただし川を木橋で渡る場所もあるので、増水時などには注意が必要となります。
ツキノワグマの生息地なので、熊除けの鈴を携行、グループで声を出しながらの探勝が基本です。
千ヶ滝は軽井沢随一の落差を誇る
もうひとつの秘瀑、落差20mという千ヶ滝は中軽井沢の最奥にあります。
こちらは林道沿いの駐車場に車を入れ(環境保護のため車の乗り入れは駐車場まで)、渓流沿いに整備された遊歩道「千ヶ滝せせらぎの道」を歩きます。
御代田町や小諸市に農業用水を供給する御影用水の水源で、滝修験を今に伝える不動明王が祀られています。
千ヶ滝は、軽井沢随一の落差と規模を誇る名瀑で、白糸の滝同様に浅間溶岩流の末端に懸かっています。
滝の下流側、千ヶ滝地区は、大正時代、堤康次郎(西武グループ創業者)が開発した別荘地。
現在のプリンスホテルの原点ともいえる場所です。
もともと千ヶ滝は別荘族も訪れない秘境でしたが、林野庁の治山事業(1997年〜1999年)で砂防を築いた際に、遊歩道「千ヶ滝せせらぎの道」を整備、一般にも知られるようになったのです。
駐車場から千ヶ滝は片道25分(1.5km)、のんびり歩いても往復で1時間も見ておけば充分です。
ちなみに軽井沢の美しいカラマツ林は、明治時代以降(おもに大正時代)に植林されたもの。
外国人宣教師が軽井沢を避暑地として見出した頃には、まだ浅間山の噴火の影響で、山には木が茂らない状況だったのです。
「千ヶ滝せせらぎの道」周辺の見事なカラマツ林は国有林ですが、もちろん、これも植林。
火山災害からの復興を示しています。
なお、千ヶ滝周辺もツキノワグマの出没エリア。
熊除けの鈴を携行、グループで声を出しながらの探勝が基本となります。
| 【軽井沢の裏技】(9)「軽井沢の秘瀑」竜返しの滝&千ヶ滝を探勝 | |
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