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上田市のあじさい小道(鎌倉街道)が見頃に

上田市のあじさいといえば、武石アジサイ公園、信綱寺黒門の「アジサイの小径」、そして塩田城跡一帯に整備された「あじさい小道」です。
その中で、梅雨時のドライブ途中などに寄り道したいポイントが「あじさい小道」です。

鎌倉街道沿いにあじさいが植栽されている!

おすすめの理由は、上田市前山の前山寺近くという点。
そして塩田流北条氏(しおたりゅうほうじょうし)が「いざ鎌倉」という際に鎌倉へと向かった鎌倉街道沿いに植えられているからです。

鎌倉時代中期の武将・北条義政(ほうじょうよしまさ)は、執権北条時宗を補佐し、元寇の際にも辣腕(らつわん)をふるい、歌人としても名を残す文化人です。

信濃国塩田荘(現在の上田市の塩田平)に住したことから、義政から孫の俊時までの3代は塩田流北条氏と呼ばれています。
安楽寺八角三重塔もこの義政の建立。
また塩田城は、北条義政、北条国時、北条俊時3代の居城です(北条氏滅亡後は、村上氏、真田氏の居城で、上田城築城で廃城に)。

「信州の鎌倉」と呼ばれる中世文化がこの地に花開き、鎌倉陥落の際には宗家に殉じ、国時とその子息藤時・俊時が自害して滅亡しました。
龍光院は、北条国時の開基と伝わる塩田北条氏の菩提寺です。

「あじさい小道」は、1.5kmにわたり「がくあじさい」が約3万株植栽されており、あじさいの見頃は例年7月中旬〜下旬です。
前山寺を起点に、塩田城入口、塩田の館、龍光院と歩くのがおすすめです。

例年7月にはあじさい祭りが開催されます。
 

 

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